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14歳 14歳
千原 ジュニア (2007/01/13)
講談社

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図書館で借りたんですが、文章量も少なく、
またそうじっくり読む内容でもなかったのでさっくり読了。
最近ドラマ『ライフ』とか観ていた所為か、ジュニアさんも
凄惨ないじめに遭って引き篭もってしまったのかと思って
いましたが、そうではなくて、どちらかと言うと極度の反抗期
という印象を受けました。

小さい頃から他人と違うことをしたい、足並みを揃えて未来に
行進なんかまっぴらだ、やりたいことも判らないのにとりあえず
勉強をするなんてごめんだ、上辺だけの友人なんかいらない…
ただそんな風に自分に正直なだけなのに、周囲(母親・先生)は
誰もが同じ服を着て、同じ髪型をして、同じ色の靴下を穿いた
あの気持ち悪い列に加われと言う。
そこでは根拠も正当性もないルールが、理由もなく横行していて、
そのルールに疑問を持つことさえ許されない。
疑問を持てば、ルールに違反した理由を説明しても、問答無用で
罰が与えられる…そんな理不尽な世界に対する態度として
“引き篭もる”という手段を選んだ。
嫌な世界、望まない外界との距離を置いて、じゃあ自分の好きな
世界って何処だ、自分が望む外とは何かを考えるための引き篭もり。
決して、嫌だからってその世界を壊そうだとか、並列に扱われて
順応している住人たちを馬鹿にしたりだとか、ずっと引き篭もって
いよう、などとは思わずに、外に出ることを切望して、その「外」
を見付けるために、それを必死に考える為に引き篭もっている所が
これまでの“引き篭もり”に対する印象とは違うところでした。

意外にも、母親以外の身内:父・祖母・兄はこんなジュニアさんにも
一定の理解を示していて、決して孤立していたわけではありません。
ただその胸の内を上手く口にすることが出来ずに、結局壁を殴るなど
の暴力行為や、引き篭もるなどの態度でしか示せなかっただけです。
その為、本書を読んでも同情は出来ませんでしたし、理不尽な世間に
対する反発の内容も多かれ少なかれ思春期には誰でも抱くものです
から、取り立てて本にする程の内容とも思いませんでした。
更に、最終的な引き篭もりからの脱出のきっかけに対しても、
自分から飛び出して行った訳ではなく、お兄さんからのお誘いが
あってそれをきっかけに出て行くんですね。
もちろん悩んでいる人にはあれこれ周囲の手と言うのが必要だとは
思いますが、あれだけ自分だけの道にこだわって、その為に
引き篭りまでした割にはあっさりした引き際だなぁとも思いました。
そういった意味では物語よりリアルなのかもしれません。




















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